第一番 那智山 青岸渡寺

諸国へ御朱印の旅

第1番札所・那智山青岸渡寺

西国三十三所観音霊場

第1番札所・那智山青岸渡寺(御詠歌)

西国三十三所観音霊場(御詠歌)

第1番札所・那智山青岸渡寺

(住所)和歌山県東牟婁郡那智勝浦町那智山8番地
(御詠歌) 「補陀洛や 岸打つ波は 三熊野の 那智のお山に ひびく滝津瀬」

仁徳帝の頃、黒潮に乗って熊野の浜に漂着したインド僧が、山中に分け入って修行し、 那智の滝で黄金の観世音を感得した。
僧は小堂を造って観音像を祀り、那智山に霊場を開いたのがはじまりです。
那智山は熊野三山の一つです。
熊野信仰の霊場としての長い歴史があり、「蟻の熊野詣で」と呼ばれるほど賑わいをみせました。
もともと那智の滝を中心にした神仏習合の一大修験道場でしたが、 明治初期に青岸渡寺と那智大社に分離されました。
隣接する那智大社、滝口を見上げる神秘な那智の滝、石段の両側に店が並ぶ門前町なども、 西国札所がスタートする那智山参拝の楽しみでもあります。


御朱印とは

 神社・寺院に参拝した「証」として御朱印帳に神社・寺院にて頂けます。
始まりは江戸時代ごろで、寺院の参拝したときに、信者が写経した「経文」を奉納し、
参拝の「証」としてその寺院や御本尊の名称を墨書し、「宝印」を授与されるものでした。
これを「納経・朱印」と言います。今でも「納経印」、「納経印帳」、「納経所」と呼ばれることもあります。
御朱印の魅力は、ひとつひとつ手書きされ、その神社・寺院によって書かれる内容が違います。
同じ神社・寺院で書く内容が同じでも、書く人の筆さばきの違いにより、その味わいはさまざまです。
また身近に、あなたの心のエネルギーを充足してくれる神社または寺院(あなたのパワースポット)をみつけ、朔日参りまたは月参りをしてはいかがですか。
心のよりどころとしての神社・寺院には、ご自身の節目・節目のご報告をされてはいかがですか。
その参拝の「証」でもあります。

御詠歌とは

 御詠歌とは、巡礼する庶民にわかりやすく仏の存在を知らしめるために作られたもので、基本字数は短歌と同じです。
最も古い歴史と伝統を持つ御詠歌発祥が西国三十三ヶ所です。
718年長谷寺の徳道上人によって開かれた西国三十三ヶ所は、次第にすたれていましたが、約270年後に「西国三十三ヶ所中興の祖」と呼ばれる花山法皇が再興され、各札所の御詠歌を作られました。
この御詠歌は、ひじょうにストレートに寺ごとの特徴や、祀られた観世音菩薩の功徳を讃えるものばかりです。


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